田園自然再生 書籍・文献データベース

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書名 水辺環境の保全 -生物群集の視点から-
著者 江崎保男、田中哲夫 編
発行年 1998
出版社 株式会社 朝倉書店
ISBN 4-254-10154-6
総ページ数 220
装丁 ソフトカバー B5版
目次 1.ため池の植物群落-その成り立ちと保全 「角野康郎」2.ため池のトンボ群集 「上田哲行」3.サギが警告する田んぼの危機 「藤岡正博」4.水田耕作に依存するカエル類群集 「長谷川雅美」5.水田・農業用水路の魚類群集 「片野修」6.用水路の淡水二枚貝群集 「近藤高貴」7.水田のトンボ群集 「上田哲行」8.水田周辺の人為水系における水生昆虫の生活「日比伸子・山本知巳・遊磨正秀」9.水田における生物多様性とその修復 「日鷹一雅」10.河川の鳥類群集 「江崎保男」11
コメント 本書は、河川・ため池・水田およびこれらの間に張り巡らされた水路網といった身近な水辺において生息している生物群集の生態について、各分野の生態学者により示されている。特に本書では、人による改変を含めた生態系について基礎生態学を行う研究者達が共通のテーマで論じている点に新規性がある。また、各章のまとめとして、生物群集の今後の保全策について触れている。水辺環境における生物群集およびその研究の現状を把握するために好適な書籍である。