田園自然再生 書籍・文献データベース

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書名 沈黙の春
著者 レイチェル・カーソン
発行年 1987
出版社 新潮社
ISBN 4-10-519701
総ページ数 309
装丁 ペーパーバック A5板
目次 まえがき1明日のための寓話 2負担は耐えねばならぬ 3死の霊薬4地表の水,地底の海5土壌の世界6みどりの地表7何のための大破壊?8そして,鳥は鳴かず9死の川10空からの一斉爆撃11ボルジア家の夢をこえて12人間の代価13狭き窓より14四人にひとり15自然は逆襲する16迫り来る雪崩れ17べつの道
コメント 「・・・自然は、沈黙した。うす気味悪い。鳥たちは、どこへ行ってしまったのか。・・・春がきたが、沈黙の春だった。(1.明日のための寓話 一部抜粋)」寓話として始まる本書の書き出しは、読み進めていくうちに、それが決して寓話ではなく、限りなく実話であることに気づかされる。農薬などの化学薬品の多用に対する警告をした名著である。水田水域の生物多様性を保全するためには,圃場整備の施工方法だけではなく、農法の在り方も検討しなければならない。幅広い視野で、総括的に水田生態系の保全を考えるために、本書を一読することをお勧めする。