銀賞 じゃがいもほり  鎌田 正弘 
[選評]
大きく股を拡げた子供の足の間に掘りあげたじゃがいもの見える大膽な画面構成が力強い表現の写真をうみ出しています。情景のなかの、かなり一部分を切りとっているのですが、遠くに見える子供たちの様子から、これが体験学習でじゃがいも掘りをしている子供たちであるということもよく判ります。極端に画面を省略して、自分の見せたい部分だけを撮るという作者の強い意図が、このすぐれた表現に結びついています。
(長野重一)



私の住む家の近くに保育園があります。ここでは、子供たちに土に触れる楽しみや収穫の喜びを身をもって教えるため小さな菜園で毎年じゃがいも掘りを行っております。この写真は自分で掘り出したじゃがいもに歓声をあげたり、嬉々とした子供たちを撮った中の一枚です。
(撮影者)
撮影場所:群馬県 館林市 赤生田本町