日本の棚田百選
目的
 我が国の中山間地域に広く分布する棚田は、その立地条件を活かした特色ある農業生産の場として国民生活に寄与しているのみならず、急峻な地形を巧みに利用した農業生産活動を通 じて、国土・環境の保全、農村の美しい原風景の形成、伝統・文化の継承等多面 的な機能を発揮しております。
  このように棚田は国民の健康的でゆとりある生活を確保する上からも大きな役割を果 たしていることから、農林水産省は、多面的機能を有している棚田について、その保全や、保全のための整備活動を推進し、農業農村に対する理解を深めるため、優れた棚田を認定することとしました。

 

■棚田の多様な役割
●食料の生産
●国土・自然環境の保全 洪水防止・土砂流亡防止など
●水資源のかん養 水の貯留/水質浄化
●保健・休養の場の提供 農作業体験を通じた健康・やすらぎなど
●景観や文化資源の提供 独特の景観美/伝統的稲作技術・民族文化など

■棚田地域における要望
棚田地域を有する市町村を対象とした調査結果によると、棚田保全の目的は景観の保全が最も多く土壌・水等の保全、生産資源の保全の順になっています。また、整備に関しては農道整備、用排水路整備、区画整理の要望が高くなっています。
 
選定の考え方
 「日本の棚田百選」の選定にあたっては、
(1)営農の取り組みが健全であること、
(2)棚田の維持管理が適切に行われていること、
(3)オーナー制度や特別栽培米の導入など地域活性化に熱心に取り組んでいること、
を基準とし、各県から推薦を受けた棚田の中から学識経験者により構成される「日本の棚田百選」選定委員会により選定されました。
これを受けて農林水産省は7月26日に「日本の棚田百選」 134地区(117市町村)の認定を行いました。